箪笥の着物
母の箪笥の断捨離を再開しました。
春、突然暑くなってしまったので
ざっと見ただけで中断していました。
着物が入っているのは分かっていて、
母も気にしていました。
姉が数年前から着物に凝りだして、
時々着たり新しく買ったりしてたので、
着物のことは姉に任せるつもりで、
母ともそう話していました。
介護中から母亡き後のことは
姉と相談しながら…と考えていたけど、
母より先に姉が亡くなってしまったので、
もうできません。
介護は後になればなるほど、
いっぱいいっぱいだったので、
目の前のこと以外考えなくなりました。
なんとなくわかっているところから
断捨離を始めて、
ようやく母の箪笥に手を付けたのが春。
思ったよりも多くの着物がありました。
畳紙に入った着物もあり…
でも、結局捨てるしかないですね…
可燃ごみで出すときに、
着物はそのままでいいのか悩みます。
シーツやカーテンは50cm四方とあるのに、
着物は長さが150㎝位あります。
去年祖母の着物は切って捨てたし、
母の着物も切ることにしました。
ひとつひとつ見て、
汚れや虫食いがあるとホッとして、
罪悪感を感じることなく捨てられます。
箪笥に戻してしまいそうな着物も、
切ることで踏ん切りもつきます。
仏壇の前で作業しながら、
母の写真に何度も謝りました。
全部捨ててしまうのは
やっぱり罪悪感があるけど…
もともとひきこもりだったのに、
在宅介護中は多くの人が家に来て、
私はかなり無理をしていました。
もう、家に人が来るのは嫌です。
誰にも会いたくないし、
話もしたくありません。
だからリサイクルも買取も無理。
ゴミに出すのが一番気楽です。