おひとりさまの日常

ひきこもり、介護後のひとり言

不安はつらい

私はもともとひきこもりで、
母と二人で暮らしていたので、
ごく自然に私が介護していました。

 

そりゃできればやりたくないし、
面倒だと思ったことは何度もあるけど

家の中で自分ひとりでできる介護は
下の世話も含めて嫌じゃなかった。

認知症の症状があったら、
違ったのかもしれませんが。

 

嫌だったのは、人に会うこと、
家に人が来ること、通院、
電話を掛けたりかかってきたり…
規則正しい生活が苦手とか。

 

一番辛かったのは、
ひとりで考えて決断することです。

訪問看護さんを呼んだ方がいいのか、
病院に行った方がいいのかとか。

なるべく嫌なことを避けることも
いつも考えていました。

ケアマネさんにも訪看さんにも
相談はできても決めるのは私です。

母に決めてもらうこともあったけど…

姉に相談しても、
どうするの?と聞いてくるばかりで、
一緒に考えてくれることはなかった。


いつも心細くて不安でした。

自分の先々を考えても不安だし…

 

 


世間では、親の介護をしていても、
無職なら親の年金に寄生して…
と思われるかもしれません。

きょうだいがいても、家族がいるから、
義理の親の介護があるからと、

独身の娘が、言い方は悪いけど、
親の介護を押し付けられて、
仕事を辞めることもあるらしいです。

 

嫁いだ人は義理の親の介護をしてるのに、
自分の親の介護もしろって言うの?
という人もいるかもしれないけど、
実家側からすれば、義理の親のことは
そちらの親族で話し合うことであって、
それとこれとは話が違うと思います。

 

 

姉は姑の介護をしていたけど、
その頃は母は元気でした。

私にとって姉は介護の先輩でした。

でも、姉が介護した時そうだったから
今もそうだろうと考えて、
良かれと思って手や口を出すことが、
見当違いでイラつくこともありました。

姉は善良だし気持ちはありがたいけど。

 

姉を見ていて思ったのは、
姑の介護は義兄に責任があり、
実家の親はもう嫁に行ったのだから、
実家の家族(私)が決めることと
どこか他人ごとだと思っているように
感じることがありました。

自分が思いついたことは
勝手に手も口も出すくせに…

責任のある立場に立つこともなく、
なんか、ずるいなぁ…と思っていました。

 

私が常に不安だったことと、
考えて決めるのが苦痛だったことは、
姉には理解してもらえなかったと思います。

 

 

ここまで書いて思いました。

私は姉に心細くて不安だってことを
理解してほしかったんだなぁ…