おひとりさまの日常

ひきこもり、介護後のひとり言

四十九日と前日と翌日

母の四十九日の法要と納骨を済ませることができました。
出席者は私と姉の家族の四人だけです。

 

葬儀の数日後に葬儀屋さんの担当者が来て、
今後の法要の説明を聞いた時に、
四十九日についてお願いしたつもりでした。

金封とお花の手配だけですけど…

 

葬儀屋さんから何かしら連絡があると思ってたけど、
何もなく、だんだん不安になってきました。

数日前から確認の電話をしようと思っても、
やっぱり電話が嫌いで、先延ばしにしているうちに、
法事の前日…。

さすがにこれは聞かなければと思い、
思い切って電話しました。

折り返し担当者から電話があり確認すると、
「先日の話は、プランのご案内でした」って…!
あわてて、明日の依頼をしました。

会場のお寺に届けてもらうお花とお墓用のお花。
(お墓はお寺の敷地内にあります)

そして、金封!
お布施とか御仏前?とか、
私、自分で表書きを書く気は全くなくて、
お金を払ってすべてお願いするつもりでした。

中身も相場を教えてもらって、
お金は用意していましたが、
袋がなければ準備が終わりません。

夕方の6時くらいに担当者が持ってきました。
その時に、香典返しの依頼もしました。
書類は書いてあったので、渡すだけ。
1件だけです。

人に会うのも嫌なので、葬儀屋さんが来るまでずっとドキドキしてました。

法事の前日に、ぐったりしてしまいました。

 

当日は、予定通りに姉の家族と一緒にお寺に行きました。
姉の子どもたちは、それぞれ御仏前を持ってきてくれて、
葬儀の時の香典もそれぞれでした。
独身で、一緒に暮らしているので、
一家で纏めてくれてもいいと思うんだけど、
いい大人は、そうもいかないのかなぁ…
そういうのがわからないひきこもりです。


悪天候で、納骨の間は小雨でしたが、
風が強くて、ろうそくも線香も火が付きませんでした。

お布施を渡すタイミングが分からず、
納骨が済んだら、住職がこれで終わり、みたいになって…
イヤ、まだお布施渡してないし。

とっさに、戻ろうとする住職にご挨拶がしたいと言いました。
すぐに帰ると思ってたみたいで、ちょっと慌てたみたいです。

お茶の支度をしようとしてたけど、
座った途端にお布施を渡して、
すぐにお暇しました。


家まで車で送ってもらって、姉の家族達はそのまま帰りました。

家にはまだ祭壇があります。
そうだ… まだ、これがあった…

法事が済んだら、片付けに来ると思ってたけど、
何も聞いてないぞ…
と不安になって、また葬儀屋さんに電話。
折り返しで、明日10時にお願いしました。
電話しなかったら、来なかったのかなぁ?


明日の朝、起きられずに慌てるのが嫌だったので、
布団を敷かずにホットカーペットとこたつで、
毛布にくるまって寝ました。

介護中も、午前中に来客があるときは、
前の晩は布団を敷かずに寝てました。
もちろん法事の前日も…
二日続けたら、ふしぶしが痛い…


翌日9時半にこれから行きますと電話があり。
(起きててよかった)
天井から垂らした白い布と、
畳の半分くらいを占めていた祭壇を片付け、
持って行ってくれました。

祭壇は取っておいて(組み立て式)、
法事の時に使う人もいるようですが、
私は絶対に祭壇は使わないし、
処分するのも大変そうだし。

こまごました仏具はそのままにしました。
不要なら回収してくれるそうです。


部屋の景色が違って、なんとなく落ち着かなかったのですが、
白い布で隠れていた祭壇の後ろのタンスが見えるようになって、
日常に戻ったような気分です。

 

改めて、写真立ての遺影をじっくり見て、
やっと落ち着いたね… と話しかけたけど…

 

でも、母も母のお骨も、もうここには居ないんですよね……