おひとりさまの日常

ひきこもり、介護後のひとり言

被災の不安

もうすぐ熊本地震から5年になるそうです。

母が体調を大きく崩していた頃でした。

私はひきこもりだけど、
母を病院に連れて行ったり、すごく頑張ってました。

何度もかかりつけ医で点滴をしてもらったり、
紹介状を持って大きな病院に行ったり。
しかも、内科と外科それぞれ別の日に。

体力を落としている時の外来受診はそれ自体で消耗します。
病院に行けば行くほど弱っていくと思っていました。

何度か通院して、予約通りの受診で緊急入院…

こんなに弱る前に、入院させてくれたらよかったのに。


ほとんど食べることもできず、日に日に弱っていって…
このまま死んでしまうんじゃないかと、不安でたまりませんでした。

テレビで地震のニュースを見ては、
昔経験した地震を思い出して、さらに不安が増して…

未だ介護保険を使っていなかったので、知識もなく、
担当のケアマネージャーはいないし、
誰に相談したらいいかもわかりません。

 

そもそも誰にも会いたくないし、話もしたくないし。

 

母が死んだらどうしよう? 
誰に、何処に知らせたらいいんだろう?
そのまま放置して一緒に暮らそうか?
それとも一人でどこか遠くへ行って自殺しようか?
もうこれ以上頑張れない…

そんなことばかり考えていました。

辛かったことを思い出します。

 

今年2月にも地震がありました。

夜、尿取りパッドを交換して、
さあ、寝ましょう、と言ったら母が、
「寝る前に、晩御飯を食べたい」と言い出しました。

夕食は7時頃いつも通りに済ませてたのに…
食べたことを忘れちゃったのかなあ…

もう11時だし「ゼリーとか、おやつじゃダメ?」と聞いたんだけど、
ごはんが食べたいと言うので、
レトルトの雑炊を温めることにしました。

      

台所に居たら、部屋のほうで何か音がします。
スマホ地震がくると知らせていました。

母のベッドの横に行って「地震だって、イヤだね」
と言いながら、少し待ちました。

震度3くらいかな?ぐら~ん揺れました。

緊急地震速報が出ていたのだから、
大きな地震だということは分かっていましたが、
ずっとこの家でひきこもって、
大きな地震も、何日も続く余震も経験してきました。

この家でなら、同じくらいの揺れでも、遠くの大きな地震と、
近くの規模の小さな地震の違いは分かります。

 

カウントダウンに入っているであろう母を介護している今、
大災害があったらどうしたらいいんだろう?
ものすごく不安になりました。

 

 

ここ数日、鹿児島で地震が頻発しています。
多くの人が不安な毎日を送っているだろうと思うと、切なくなります。